山を歩く女 ~山登りは嫌いから始まった~ 山記録

山を歩く女 40代初心者山をソロで歩く

はじめてのスノーマウント 2月8日9日 Kuri Adventures 雪上訓練

こんにちは
OMIちゃんです!

昨年度から雪山をはじめて我流でやってきたこともあり
その為、やはりほどほどに怖い目にもあったので
「雪山はちゃんと講習を受けよう!」と決めて
昨年度から初心者のクラスなどをメインに受講して
今回は初めての雪洞泊が体験できる
雪山講習に参加いしました!

 

今回は15キロほど。

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受講したのはKuri adventuresの雪上訓練!
以前にツェルトの一日講習を受けたことがあったのですが
今回は二日間ミッチリと指導していただきました!

www.kuri-adventures.com

 

新宿で待ち合わせののち
車で湯沢に移動。そこで電車での参加者と合流。
群馬ぐらいまでは雪はなかったのですが
新潟に入った途端、雪がものすごくふってました。
新潟はつけ麺が有名なようで、地元でも人気のつけ麺屋さんで
まずはお腹を満たして、訓練場まで移動しました。

 

つけ麺 美味しかった!

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訓練会場までの道もラッセル!屋根の上の雪の厚みほど積もってます!

 


「今日はスノーマウントつくるだけで一日終了です!」という
事だったので「それだけか・・・」とおもってましたが
それがエライ労働作業でした!!

 

スノーマウント(俗にいうかまくらです)
訓練場はロッヂ内の敷地
そこは圧雪されているわけでもないので
すでに膝上まである雪の上をプチラッセル。

 

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そこからザックをおろして、スノーマウントの作り方を
教えていただき、そこから二班にわかれて
手分けして参加者人数分の本日の宿泊宿を作ります!!
太平洋側の山行が多い人は雪洞よりスノーマウントの方が
現実的ということで(雪洞は積雪3メートルはないと作れないとか)
今回も1メートルは積もってない積雪なので
スノーマウントを作ります。

 

最後の入り口はツェルトを使用して完成!

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14時過ぎぐらいから作りだし
出来上がったころには日没となり18時を回ってました。
雪が降りしきるなか、雪をスコップでしきりに
盛る作業がつづき、寒さと疲れでクタクタです。
腕も腰もパンパン。
その後は希望者をつのり地元の日帰り入浴と食事を
すませてから作り上げたスノーマウントで一晩を過ごしました。


夕食はヒレカツ

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外気温は-10度近く下がるとのこと(当日は-7度ほどでした)
その寒さの中、スノーマウントの中で一晩を過ごすのは
初めはすごく不安でしたが、実際に寝てみると
これが意外と快適でした。
スノーマウント内は無風で0℃前後が保たれてる状態。
この日のためにかったマウンテンハードウェアのシェラフの
中に潜り込めば、すぐに寝落ちの状態でした。


二人部屋のスノーマウントで宿泊!スノーマウント内

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store.shopping.yahoo.co.jp

 

 

翌日は7時から訓練開始ということで
朝5時に起きて準備してからスノーマウントをつぶす
作業から始まります。前日の夜もずっと雪は降っていて
昨日よりも+50センチは積もっている状態。
ふかふかの新雪にスノーマウントを出るなり
腰まで沈み込むような状態でした。

 

落とし穴にならないように作ったスノーマウントは潰す作業!朝から肉体労働です。

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訓練場所づくりのラッセル!腰ぐらいまで雪があります。

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7時からはまず、訓練場所づくりのラッセル!
そして、アイゼンの装着の仕方から始まり
雪上歩行、初動動作、滑落停止、耐風姿勢、ビーコン捜索など
ミッチリとスケジュールをこなし13時ごろに終了。
その間もずっと雪は降り続いた状態で
二日間、雪山の訓練として訓練日和だったと思います。

濃密な二日間でとてもいい勉強になりました。  

 

下りの歩行訓練の様子

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その中でも考えさせられたのは
私は冬靴に合わせて12本アイゼンを買ったのですが
左足のアイゼンが合ってないというか
サイズを合わせる穴を入れ間違えていたまま
ずっと履いていたことを教えていただきまして
お店の人に合わせてもらった状態のまま
何にも疑いもせずに、そのまま使い続けていたのですが
こういう間違えは意外と多い!ということで
正確に使えてるかどうか?!というところまでは
ちゃんとわかってなかったことに
今更ながら気づけてよかったです。


また滑落防止も他の講習では
自分のタイミングでシリセードして止める
方法を使われるのですが、ここでは二人一組になり
足をスリングにくくりつけて、
相手に引っ張ってもらい初動での停止することや
ソリをつかって、かなりのスピードが出た状態で
滑落防止姿勢をとるなど、リアルな滑落に
近い状態での練習は本当にためになりました。


知らないと止めるすべがない
知ってても動けないと使えない
動けても、ちゃんとピックが雪面に
刺さらないと止まらない。

 

体で覚える作業です!

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ソリで滑降して止める滑落防止訓練

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どれも実際に使えないと意味がないものですが
練習は、やはり大事だなぁ~と感じました。

翌日は案の定、筋肉痛と久しぶりに芯まで体が
冷えたので、軽い頭痛もありフラフラでしたが
雪山を真剣にやりたいと考えてる人たちと
一緒に楽しく訓練もできてとてもよかったです!

さぁぁ~雪山をまだまだ楽しむぞ!!
勿論、安全第一で!

 

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二日間本当にありがとうございました!

おわり